高校生が挑戦!放置竹林の竹でベンチづくり|地域と未来をつなぐ竹の有効活用

「竹のことなら、まずナガモさんが思い浮かびました。」

その一言が、高校生たちの挑戦と私たちをつないでくれました。

山口県の高校生たちが、県内の放置竹林という地域課題に向き合い、竹を活かしたベンチを新山口駅へ設置する——。

そんな素敵なプロジェクトのお手伝いを、bambina365を運営する私も、里山メンバーの一員としてさせていただくことになりました。

正直、この連絡をいただいたときは嬉しさでワクワクしました。

今回は、その第一歩となる竹林での伐採体験の様子をご紹介します。


きっかけは、ある一本の連絡から

私は会社経営の傍ら、宇部市環境教育プログラムのインストラクターとしても活動しています。

ある日、同じプログラムのメンバーから連絡がありました。

「山口市の高校生たちが、県内の放置竹林の問題に興味を持っているんです。竹を有効活用して、新山口駅に竹のベンチを設置したいそうなんです。」

そして続けて、

「竹のことなら、まずナガモさんが思い浮かんで連絡しました」

と言ってくださいました。

竹に関わる仕事を続けてきた私にとって、思い出して連絡をくれることが本当に嬉しく、長年の活動を認めていただけたような気持ちになりました。

その後、直接、高校の先生ご連絡をいただき、里山メンバーと一緒にボランティアとしてお手伝いすることが決まりました。


思いがけないご縁にびっくり

高校の先生と電話でお話をお伺いしていると、

「以前、U高校に勤務していました。・・・K君のお母さんですよね?」

実は、その高校は私の息子が通っていた学校でした。

そして、担任ではなかったにもかかわらず、先生が息子のことを覚えていてくださったことです。

人と人とのご縁は本当に不思議なものですね。

今回このプロジェクトをご一緒できたことにも、何か意味のあるご縁を感じています。


竹林で伐採体験。高校生が竹を切るところから挑戦

今回のプロジェクトでは、あえて加工された竹材は使いません。

生徒たちには、実際に竹林へ入り、自分たちの手で竹を切るところから体験してもらいました。

竹林に入るのが初めてという生徒さんも多く、最初は少し緊張した様子。

でも竹を見上げた瞬間、その表情はすぐに興味津々へと変わりました。

「これを使うんですね!」

そんな声を聞いたときは、私たちの方が元気をもらったほどです。

なたやのこぎりなど、普段なかなか触れる機会のない道具にも挑戦。

最初は恐る恐るだった手つきも、少しずつ慣れていき、みんなで協力しながら竹を切り出していきました。

教室では学ぶことのできない体験が、そこにはありました。

↑竹を伐採する様子

竹を倒す方向を計算して竹を伐採します。竹を切る人とロープ引っ張って竹を倒す人(高校生)


放置竹林を地域資源へ。竹の有効活用を考える

山口県でも、管理されなくなった放置竹林は地域課題のひとつです。

竹は繁殖力が強く、手入れをしなければ周囲の森林へ広がり、里山の環境にもさまざまな影響を与えます。

でも、その竹も見方を変えれば、地域の大切な資源になります。

今回、高校生たちが目指しているのは、

「竹を、地域の人が集まれるベンチに生まれ変わらせたい。」

という挑戦です。

その姿を見て、私は心から嬉しくなりました。

竹に興味を持ち、自ら行動を起こす次の世代が育っていること。

それは地域にとって、大きな希望だと感じています。


一人ではできない。支えてくれる里山メンバー

今回の活動は、私一人では決して実現できませんでした。

一緒に活動している里山メンバーの皆さんが快く協力してくださったからこそ、高校生たちに本物の竹林での体験を届けることができました。

竹の切り方や道具の使い方、安全に作業するためのポイントまで、一人ひとりに優しく丁寧に教えてくださる姿を見て、「本当に頼もしい仲間に恵まれている」と改めて感じました。

私が

「高校生たちに竹林での体験をしてもらいたい。」

「地域の竹について知ってもらいたい。」

そう相談すると、いつも快く力を貸してくださる皆さんには感謝しかありません。

高校生たちが安心して挑戦できたのも、そんな地域の大人たちの支えがあったからです。

本当に心から感謝です。


次回はいよいよ竹ベンチづくりへ

今回は、竹を切り出し、加工するための準備まで。

次回はいよいよ、みんなで力を合わせて竹ベンチを組み立てます。

どんなベンチが完成するのか、私たちも今からとても楽しみにしています。

私たちbambina365は、竹をスキンケアや暮らしの製品へ活かすだけでなく、竹を通して地域や次の世代とつながる活動にも取り組んでいます。

今回、「竹のことなら、まずナガモさん」と思い出していただけたことは、竹と向き合い続けてきた私にとって、とても嬉しい出来事でした。

竹は、困りものではなく未来につながる資源です。

これからも、地域の皆さんと一緒に竹の新しい価値を育み、その魅力を発信し続けていきたいと思います。

そして次回は、いよいよ「竹ベンチ組み立て編」。

高校生たちの想いが形になっていく様子を、ぜひ楽しみにお待ちください。

↑竹をバーナーで焙って油分を取り除いている様子。強度が増して、つやも出て、竹の中に居るかも知れない虫の駆除になります。

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